織田「父と桜」

久しぶりにこのタイトルで「おっ!」と思った方もいるのでは?
何年か前に「織田30年」というタイトルのブログをお店のブログに付けておりましたが、色々?な事情で廃止になり封印されておりました。
ここでは個人的に紹介したい事や気になった事などを載せたいと思います。もちろん、くだけない程度に。


桜
桜の花びらが舞う季節になると、必ず思い出す事があります。

数年前のある晴れた日のこと、突然父から電話が。
「元気か?」と・・。私は「元気やけど何?」
すると父は「誕生日、おめでとう。」
私はその言葉に驚きました。父に生まれてこのかた誕生日当日に面と向かって「おめでとう」と言われた事がなかったので・・・。
私は父がもう永くないのではないかと思ってしまいました。

父が言うには、私が産まれた日は桜が満開で天気がよく、病院の中庭で看護婦さんたちが花見をしていたそうです。そして満開の今、花見をしている人達を見て、ふと思い出し日付を見ると私の誕生日だったので電話したそうです。

父は私の身体のことを気遣い、優しい言葉をかけてくれましたが、私は言葉に詰まってしまい、すぐに電話を切ってしまいました。なんせ初めてそんなとこを言われてしまったもので。

私の誕生日の頃は大抵 桜が散ってしまっていて、その年は寒かったのか桜の開花が遅れてしまい その日が満開だったんです。

恥ずかしいと言うか、嬉しかったと言うか・・・私もこのくらいで涙するとは。涙もろくなってしまったもんです。



しかし、あれから数年・・・毎年来る私の誕生日に父から電話があったのはあの日だけ。

そんな父は巳年のB型、すこぶる元気です。


そういえば、今年も電話無かったなぁ。(笑)   oda
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